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当日は、日本の全国各地から駆け付けた1200名を超える皆様で
会場が熱気に溢れる中、両国国歌が厳かに流れました。
主催者を代表して当中央会の河村建夫会長と韓日親善協会中央会の
金守漢会長がともに日韓の親善友好を力強く訴えました。
この記念行事への参加に合わせて地方協会の皆様はそれぞれ日程を組み、韓国各地を廻られましたが、
中央会も各地各所を訪問し、大いに見聞を深めました。
第1日目は、国立墓地を参拝し、駐大韓民国日本国大使館の
表敬訪問をいたしました。
大使館では別所浩郎大使が温かく出迎えてくれ、現在の日韓関係や
今後の展望等を熱く語ってくださいました。
3日目は都羅展望台、第3トンネル、烏頭山統一展望台等を視察し、
DMZ(非武装中立地帯)を経て臨む北朝鮮の山々の遠景を見学。
ソウルに戻って韓日親善協会中央会との答礼夕食会を開催するなど、盛り沢山な訪韓となりました。
ご協力いただきました関係各位に心から感謝申し上げます。
青少年交流事業は、日韓の未来を担う青少年が互いに交流し親睦を
深めることを目的として、韓日親善協会中央会のご協力をいただき
ながら日本と韓国を相互に訪問するプログラムとして毎年開催して
おります。
1982年に始められたこの事業も通算28回目を迎え、昨年は韓国各地
から選抜された青少年10名が来日いたしました。
2015年7月27日から31日までの4泊5日の日程で、中学生1名、
高校生6名、大学生3名が来日して真夏の茹だるような暑さの中、
各地を訪問いたしました。
今回の青少年交流事業は、韓国の青少年に「日本に来て良かった。
是非また行きたい」と思ってもらうことができ、大変意義のある
充実した5日間でした。
韓国の全羅南道から日韓国交正常化50年を記念して、昨年10月20日
に民間交流に長く取り組んできた高知県日韓親善協会名誉会長で
元日韓親善協会中央会常任理事の西森潮三(高知県議会元議長)氏に
日本人を含む外国人では初めてとなる名誉道民の称号が授与され
ました。
西森氏は1997年から高知県の日韓友好促進議員連盟の会長として、
また2004年からは高知県日韓親善協会会長として活動。
全羅南道の木浦市で多くの孤児を育て「韓国孤児の母」「木浦の母」
と呼ばれた田内千鶴子さん(高知県出身)の記念碑の建立に取り組み
ました。
これを契機に高知県と全羅南道の相互交流が活発化したのです。
西森氏は1997年の「田内千鶴子先生の生誕の地の碑」建立以来、
田内先生の偉業を広く日韓両国の方々に知っていただきたいと様々な
形で取り組んでこられ、特に韓国における日本文化解禁の第1号
として上映されたのが「愛の黙示録」でありました。
日本と韓国の関係が大変な時期にも関わらず、生涯をかけて孤児を
守り続けた田内千鶴子先生の人類愛に基づく崇高な活動が韓国政府
より高く評価され、文化勲章の授与という栄誉に輝いたことは
ご案内の通りです。
西森氏は田内先生のこのような姿を観て深く感動するとともに、
この偉業を学び拡めていくことが日韓両国民の相互理解に貢献し、
また日本にとって最も大切で身近な国・韓国との友情交流を育てて
いくものと確信して取り組んでこられたものであります。
西森潮三氏のご功績に心から賛辞をお送り申し上げますとともに、
ここに皆様にご紹介いたします。
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